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50年先を見据えた街づくり・・・コンパクトシティ

今年3月、環境省の検討会が温暖化対策としての街づくりについて報告書をまとめました。
『土地利用政策と交通政策の統合を図り、自然資本を巧みに組み込んだ集約的なまちづくりが重要』と結論づけられました。

なんだか解りにくいですが、こんなイメージです。


中心市街地から放射状に公共交通機関を整備し、それに沿って、自然を生かしつつ市街地を集積させる。
停留所の周囲に住宅を集め、住宅街の外側に集合駐車場を設置したり、登録した会員が自動車を共同利用する『カーシェアリング』を進めたりする。
中心市街地には公共交通機関は乗り入れるが、自動車は禁止。
自動車の人は、中心市街地の外で降りる。


要は、車を使う選択肢を残しつつ、車がないとどこにも行けないという状態をなくすことです。


こうした街を実現するため、報告書は、自治体が都市計画をつくる際に温暖化対策の視点を採り入れるよう促しています。


すぐに街の姿を変えることは難しいことですが、『2050年に排出量半減』といった低炭素社会をめざすためには、特に街づくりの分野で、今から将来を見据えて対策を取らなければ間に合わないと指摘する研究者が多くいます。

5年先でなく50年先を見据えた街づくりに向け、まずは住民の合意をつくっていくことが大切と指摘されています。

朝日新聞より

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写真は、フランス・リヨン市街地をはしる路面電車の様子。

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by akiyoshi-n | 2007-12-19 22:30

大阪市西区京町堀の設計事務所 Coo Planningの施工事例と進行中の仕事の紹介をしています。


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