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この度、『1995年以後』 藤村龍至/TEAM ROUNDABOUT=編著のレビューを、
当ブログ『いつか、一緒に家を建てよう』にて、書く機会を与えていただき、
ありがとうございます。

当ブログは、建築関係者向けではなく、主に、一般の『いつか、家を建てよう』
と願う方々に向けて、発信することを、第一の目的としているため、
このレビューにおいても、一般の方を意識した、表現をとるものと致します。


『1995年以後』が、アトリエに届けられたとき、たまたま読んでいた本が、
『R25』のつくりかた 藤井大輔=著者 という本だった。
これは、60万部の人気フリーマガジン『R25』前編集者が語る、
R25プロジェクトのストーリーを記録したもので、『R25』というフリーマガジンを、
きっかけとして、さまざまな話題がつくりだされたことを語る、
ビジネス書のようなものである。

そして、この『1995年以後』においても、同じくフリーペーパーという、
紙媒体を通して、成り立っているものである。
当初、藤村龍至のアプローチから始まった、『都市にインタビューする』を合い言葉に、
ウェブサイト round-about.org を立ち上げ、ブログをベースにした活動を行いながらも、
この TEAM ROUNDABOUT を結成し、フリーペーパー、イベントへと活動の幅をひろげ、
数年を経て、今回の『1995年以後』を出版するまでに、至ったものである。
この本が出版されるに至った過程においても、内容もさることながら、十分に興味深い
ところであり、たったひとりの行動から、多くの共感者を得て、なおも拡大していこう
としている流れは、建築関係者以外においても、何か感じるところが、あるのではないか。


そんな活動から生まれた『1995年以後』は、次世代建築家と呼ばれる、
1971年以降生まれの若手建築家、研究者ら、32組、それぞれへの単独インタビューから
成り立っている。
誰一人として、同じところには、属していないという、面々が顔をそろえている。
1971年生まれの藤本壮介から始まり、1983,1982年生まれの大西麻貴+百田有希までを、
藤村龍至を主な聞き手として、主に個人の作家像について語られていることが、
本書の特徴であり、またそれが、最大の魅力となっている。
その作家が、無意識の内に作り上げられた建築に対する姿勢、さらに、次世代であるがゆえに
感じられる、これから飛躍していこうとする鼓動までもが、伝わってくるようである。

この本のタイトルである『1995年』という位置づけに対しては、個人的には、
あまりピンとくるものではなかった。
何か、大きな出来事があって、大きく変化していくというより、
さまざまなことが、ゆるやかに変化し続けながら、
その時代がつくられているように思えてならない。
本書では、聞き手と建築家による、意見の対立、共感できない部分も多々見受けられる。
安易に、受け止めるのではなく、お互いの現時点での考えを素直に、ぶつけ合うことに、
未来があるように思えた。

それぞれの作家から投げかけられた言葉について、実際に、この本を手にとりながら、
自分自身で感じていただければ、幸いであり、
必ず何か、心に残るものがあるのではと思える、そんな1冊である。


中尾 彰良/一級建築士事務所 Coo Planning 主宰
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by akiyoshi-n | 2009-02-28 18:10 | いつか一緒に家を建てよう | Comments(0)
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今朝、電車のなかで、『初めてのマイホーム』という本を、
読まれている方を、見かけました。

家を建てようと、決心するに至るまでの、
最も、重要で、クリアしなければならない問題は、
どのご家族も、同じことで、『お金をどうするか』ということです。

設計事務所にこられる方の、ほとんどは、
すでに、このお金に対しての問題は、おぼろげながら、
クリアしていると判断し、訪ねてこられます。

こちらからの、出来ることといえば、
銀行等に提出する図面や、見積書を作成し、
お客様に交渉に、望んでいただくしかないのです。
なんと、受け身なのでしょうか。笑ってしまいます。

『お金をどうするのか』という段階も含めて、
どんなライフスタイルを、望んでいるのか、
そのためには、どんな場所に、住めばよいのか、
などを合わせて、ご相談を受けることができれば、
より、お互いに、深く、納得のいく、
家づくりが、できるのかもしれません。

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ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


お客様との対話を通して、『楽しさ』や『気持ちよさ』などの『魅力』を共に発見していくこと・・・
それが『Coo Planningの家づくり』です!



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by akiyoshi-n | 2009-02-27 13:29 | いつか一緒に家を建てよう | Comments(0)
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遠い昔、明かりは神秘的で恐れられ、その陰影が織りなす世界は奥深く、
人々の想像力を、かき立てるものでした。
明かりには存在感があり、重心があり、その場の雰囲気をつくる、
中心的役割がありました。

とかく、日本の住まいは、明る過ぎるといわれます。
夜も昼間と同じように、生活を行おうとする。

明かりには、空間に、奥行や質感を与え、人の心理的な部分にまで、
影響を与えるという、とらえどころのない性質も、同時に持ちあわせています。

『ホッとした気持ちになる、ほの暗い明かり』、
『テーブルの上の料理を、おいしく見せる明かり』、
『作業効率を、よくするための明かり』、
『足下・手元などを照らす明かり』など。

単なる器具選びだけでは、終わらない照明計画も、
住空間において、欠かせないものなのです。

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写真は、モナコの駅のようすです。
南フランスからイタリアへと、線路がつづくなか、ここだけは特別のようでした。


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by akiyoshi-n | 2009-02-26 12:55 | いつか一緒に家を建てよう | Comments(2)
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よほどの、ゆとりがある訳でも、ない限り、
住宅は、ローコストであって、いいと思います。
本音をいえば、ローコストであるべきだと、思っています。
その理由は、いたってシンプルで、
住宅以外のことに、ゆとりを持つことが、できるからです。
住宅だけの人生では、あまりにも、たいくつで、
たった、一度の人生なのですから、素直に、楽しみたいものです。
そうすることで、家族のライフスタイルが、つくられて、いくんだと思います。

大きな家を、建てることが、ステイタスであったころは、過去のこととなり、
どれだけ、家族にあっているのか、
家族のライフスタイルと家が、ぴったりはまっているのか、
など、価値観は、それぞれが、見つけだし、つくりだしていく、
そんな時代なのかも、しれません。

家族のライフスタイルと家が、ぴったりと、重なり合っている家は、
個人的には、一番素敵に、うつります。
どれだけの、予算をかけたのか、ではないのです。

この『キッチン』を読み返すたびに、そんなことを思うのです。

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私が、この世で、いちばん好きな場所は、台所だと思う。
どこのでも、どんなのでも、それが台所であれば、食事を作る場所であれば、私はつらくない。

できれば、機能的で、よく使い込んであると、いいと思う。
乾いた清潔なふきんが、何枚もあって、白いタイルが、ぴかぴか輝く。
ものすごく汚い台所だって、たまらなく好きだ。
床に野菜くずが、散らかっていて、スリッパの裏が、真っ黒になるくらい汚いそこは、
異様に広いといい。

ひと冬軽く越せるような食料が並ぶ、巨大な冷蔵庫がそびえ立ち、その銀の扉に、
私はもたれかかる。
油が飛び散ったガス台や、さびのついた包丁からふと目を上げると、窓の外には淋しく星が光る。
私と台所が残る。

自分しかいないと思っているよりは、ほんの少しましな、思想だと思う。
本当に疲れた時、私はよく、うっとりと思う。
いつか、死ぬ時がきたら、台所で息絶えたい。
ひとり、寒いところでも、誰かがいて、あたたかいところでも、
私はおびえずに、ちゃんと見つめたい。

台所なら、いいなと思う。

                       
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by akiyoshi-n | 2009-02-25 12:48 | いつか一緒に家を建てよう | Comments(0)
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家は、手入れのしがいのある、材料でつくりたいと考えています。
高価な素材でなくても、小綺麗な材料でなくても、
時間とともに、次第に深い味わいに、変化していく素材があるものです。

毎日、床や柱を磨くことは、不可能かもしれませんが、
時々でも、磨いてやったら、それに応えてくれるような、
素材でできている家は、なんとなく懐かしい趣きと、頼もしい感じがあるものです。
そんな中から『家を育てるという気持ち』も、芽生えてくるのではないでしょうか。

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家を建てるときに最高潮に達し、そのあと、だんだんと、
熱がさめていくのでは、寂しいですね。
本当の家づくりは、竣工後に、始まるものですから。


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by akiyoshi-n | 2009-02-24 13:16 | いつか一緒に家を建てよう | Comments(0)
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みなさまは、家を建てようと決めたとき、
そこに、『どんな暮らし』を描いているのでしょうか?
新しい場所で、一人暮らし、または、二人で暮らし始めるとき、
そこに、『どんな暮らし』を描いているのでしょうか?

ただ漠然と、流れのままに、建ててしまうこともあれば、
自分たちのなかで、長年温めてきたストーリーを、実現するご家庭も。
性能や、仕様、価格、などが、たとえ同じであったとしても、
自分たちの暮らしを、描ききっている家は、
魅力的に、うつるのでは、ないでしょうか?
家を建てることは、
長いあいだ、探し求めていた場所に、暮らすためなのです。

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その優雅な部屋を、僕はすっかり、ひとりじめに、することができる。

天井が高く、広くゆったりとして、しかも、温かみがある。
開け放たれた窓からは、ときおり、そよ風が入ってくる。
白いカーテンが、音もなく、そよぐ。
風には、やはり、海岸の匂いがする。
ソファのかけごこちは、文句のつけようがない。
部屋の隅には、古いアップライト・ピアノがあり、まるで、
誰か、親しい人の家に、遊びに来たような気持ちになる。

ソファに腰かけて、あたりを見まわしているうちに、
その部屋こそが、僕が長いあいだ、探し求めていた場所、であることに気づく。

僕はまさに、そういう、世界のくぼみのような、ひっそりとした場所を探していたのだ。
でも、今までそれは、架空の秘密の場所、でしかなかった。
そんな場所が、ほんとうに、どこかに実在したなんて、まだ、うまく信じられないくらいだ。
目を閉じて、息を吸い込むと、それがやさしい雲のように、僕の中にとどまる。
すてきな感覚だ。

僕は、クリーム色のカバーのかかったソファを、手のひらでゆっくりと撫でる。
立ちあがって、アップライト・ピアノの前に行き、蓋を開け、
かすかに黄ばんだ鍵盤のうえに、十本の指をそっと置いてみる。
ピアノの蓋を閉じ、葡萄の模様のついた、古いカーペットの上を、歩きまわってみる。
窓を開け閉めするための、古いハンドルをまわしてみる。
フロアスタンドの明かりをつけて、消す。
壁にかかった絵を、ひとつひとつ眺める。

それから、もう一度、ソファに腰かけ、本のつづきを読みはじめる。
本を読むことに、意識を集中する。

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海辺のカフカにでてくる、この場面を、何度となく読み返します。
家の設計を、ハウスメーカーに頼むのか、工務店にまかすのか、
それとも、設計事務所に相談するのか?
長年温めてきたストーリーを、実現するということは、
ほぼ、間違いなく、設計事務所にしか、できない仕事であると思うのです。

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by akiyoshi-n | 2009-02-23 12:56 | いつか一緒に家を建てよう | Comments(0)
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窓越しに、風にそよぐ木々を眺めると、
誰もが、心が落ち着くものでは、ないのでしょうか。
なければ、ないで、なんの不便もなく、生活ができる樹木なのですが、
スペースと、予算の余力があるならば、ぜひ植えていただきたいものです。
家族とともに、成長していくような、長い目で。

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夏、葉をいっぱいに茂らせ、窓への日射しを、遮ってくれる落葉樹。
よく葉が茂った落葉広葉樹は、春から夏にかけて、
日射しの約90%を、遮るというデータも、あるそうです。
また木の葉は、スダレやヒサシのように、直射日光があたっても、
それ自体が熱くなることも、ないそうです。
日射しを受けると、葉の蒸散作用が盛んになり、葉の表面の温度上昇を抑え、
不快な輻射熱を、発しないとのことです。

一方、冬は葉を落とすので、落葉樹は日射しを遮りません。
空間の奥まで、光を導くことができます。

建て主さまで、ある程度、樹種を選べる一戸建ての住宅とは違い、
入居時から、すでに植えてあるマンションでは、ベランダからのぞく、
木の種類によって、大きく空間の印象度も変わってしまいます。
冬の寒空のなか、うっそうと茂る樹木は、光を遮り、不快にも思える程に、
空間の魅力を、半減させてしまいます。

南面には、強い日射しに耐え、茂りが密で、
下から風が抜けるように、下枝が少ない木を植えると、良いとされています。
ケヤキ、カツラ、コナラ、ハナミズキ、ヤマボウシなどが、適しているようです。
一方、東西面には、アカシデ、ヤマモミジ、エゴノキなど、
低い角度からの日射しに強く、下枝が多い木が、適しているとされています。

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シンプルで、一見、人を寄せ付けないような、身構えた住宅であっても、
樹木があることで、親しみやすさを感じてもらえたり、
周辺の街に対する距離感も、より近づいていけるように、なるのではないでしょうか。

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ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


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by akiyoshi-n | 2009-02-22 12:40 | いつか一緒に家を建てよう | Comments(0)
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土地購入時には、申し分のない、良い環境であったとしても、
数年後、数十年後には、家が建ち、マンションが建ち、
環境が変わるということも、十分に考えられることです。
そんな時にも、ある程度、想定の範囲内であれば、
空間環境に、大きく影響することもなく、
落胆することも、ないものです。

遠くの景色が見える。
室内の床面積が広い。
天井が高い。
日当りが良くて明るい。
風通しがいい。

すべて、そろっていれば、文句のつけようのない、住空間です。
さまざまな敷地条件、建て主さまの感性があるなか、
試行錯誤を、くりかえしながら、この状態をつくりだすことが、
設計事務所の役割であり、存在する意味でもあるのです。
オシャレであるとか、カッコイイというものは、
あとから、おのずと付いてくるもので、
いかに、この住空間を構成させるかが、一番大切なことなのです。

いい『気』が漂っていると、気持ちいい住空間に、なるといいます。
私たちの健康に、ひときわ貢献しているのが『空気の流れ』です。
空気の流れとは、地上を吹き抜ける風のようなもので、
新鮮な風が吹くことにより、よどんだ空気が浄化されます。
新鮮な『空気』が家の中を駆け巡り、
よどんだ『空気』を浄化してくれる、そんな感じなのでしょうか。

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写真は、北京の住居『四合院』が、まだ残る、胡同(フートン)のようすです。
灰色のレンガ積みの塀で閉ざされた、少し閉鎖的にも見える、胡同の路地なのですが、
建物のあいだから、大きな木が育ち、中庭があることを連想させてくれます。
風水の影響を受けているといわれる、四合院の住居ですが、
『空気の流れ』を考慮された、建物の配置計画となっています。

北京だけではなく、中国の他の地域でもみられる四合院ですが、
その地域の気候条件によって、建物の形状が異なっています。
北京では、寒冷な気候であるため、低い太陽からの日差しを、中庭奥まで導くために、
ほとんどが、平屋建てとなっています。
このように、国や場所が変わっても、新鮮な『空気』を家の中にめぐらせることは、
気持ちいい空間の第一条件なのです。

北京の胡同を歩いていると、緑が多いことに気付きます。
住居の中庭はもちろん、道路にも。
通行に邪魔なのではと思うようなところにも、木を残して舗装されています。
街の樹木も、街全体に新鮮な『空気』をめぐらせることに、つながっているのだと思います。

風の抜ける、気持ちいい住空間 ー 今も、四合院より学ぶことは、多くあるのです。

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by akiyoshi-n | 2009-02-21 10:25 | いつか一緒に家を建てよう | Comments(0)
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住宅設計を進めていくにあたって、『空間構成』の検討と同時に、
その住空間を包み込む『仕上げ』の検討も、行います。

建売住宅の設計などでは、プランの検討を済ませてから、
予算にあわせて、仕上げ材を決めていくものではないでしょうか。
空間構成と仕上げ素材というものは、きっても、きりはなせない関係であるため、
同時に考えを練り上げていくことが、基本です。

個人的には、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の構造体に関わらず、
『構造体と素材の持ち味』が、生きてくるような使い方を心掛けています。
ただ、おしゃれで、かっこいいだけでは、流行が過ぎると、あきてしまうものです。
建て主さまご家族には、可能な限り、長く住んでいただきたいものです。

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写真は、パリ・モンマルトルのようすです。
観光客がめざす、頂上のサクレ・クールまでは、こんな階段がつづきます。
まだ、舗装されたアスファルトの道路よりも、
こんな感じの石畳のほうが、多くみられる、パリの街ですが、
どちらが、良いか、悪いか、歩きやすいのか、は別として、
モンマルトルは、遠い日の面影を感じとれる、
このままの姿で、いつまでも、あってほしいなと思います。

設計事務所に対しての、
建て主さまからの提案または、ご意見をいただくときには、
『この仕上げにしてください』と、初めから、ひとつに絞り込まれるよりも、
『この仕上げには、したくないんです』のようなものがあれば、
伝えていただければ、そのあとの話し合いにより、
可能性もひろがっていく、のではないでしょうか。

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by akiyoshi-n | 2009-02-20 12:50 | いつか一緒に家を建てよう | Comments(0)
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小さな住宅だからこそ、できる住空間があるものです。
歩を進める毎に、風景が変わっていく様な、
変化のある住空間を創れないものかと、日々思うところです。
『浜寺の家』も、その要素によるものです。

天井の高さは、2.4mと思い込んでいる人が多いようです。
しかし、天井は高ければ良いというものでもなく、
しかも、どの部屋も高いというのも、何か、間の抜けた家になるものです。
高さにはメリハリが必要で、トイレなどは、2mぐらいだと結構落ち着くものです。
和室も、座ったときの姿勢を考えると、2.1〜2.2mぐらいで、十分な高さです。

そのような部屋の中に2.7mの天井高さのリビング、あるいは5mの吹抜けの部屋があると、
実際以上の高さを感じ、気持ち良さにつながります。
特に狭小敷地の場合、いろいろな制約から、どこもここも2.4mの部屋をつくるには、
無理がでてくることもあります。
そこで、天井を高くしたいところと、低くしたほうが良いところを使い分ける必要があり、
そのことが、メリハリのある住空間を創る、要素となるのです。


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言わずと知れた、『水の都・ヴェネツィア』ですが、
列車で、サンタルチア駅に到着し、外へ出ると、
早速、目の前を大きな運河(カナル・グランデ)が、出迎えてくれます。
カナル・グランデには、大きなアーチ状の橋が掛けられ、
そのアーチの下を、船が行ききしています。

このカナル・グランデから、枝分かれして、街中に、
小さな運河が張り巡らされています。
この小さな運河にも、船は行ききし、誰もが知るゴンドラも、
ここを行き交います。
その運河と同じように、街には、小さな路地が迷路のように続いています。
実際、ここは迷路のようで、地図を見て歩いていても、
ほとんど、役に立つことはありません。
カンを頼りに、細く、せまい路地へ進んでいくと、
いつのまにか、自分の居場所すら、どこなのか、わからなくなってしまいます。

そんな街を歩くことの、どこが楽しいのかと言うと、
その不規則に続く路地であったり、高低差のあるアーチの橋であったり、
建物の下をくぐるポルティコであったり、運河を行き交う船であったり・・・。

歩を進める毎に、風景が切りかわる様があるからです。
ここは、メリハリのある住空間を創る要素が、あちこちにある街なのです。
天井高さの変化をつけた住空間の、建て主さまへのご提案は、
図面だけでは、本来の良さを十分に伝えきれないこともあるため、
『図面+模型』で提案できる、設計事務所での家づくりを、
おすすめいたします。

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by akiyoshi-n | 2009-02-19 12:56 | いつか一緒に家を建てよう | Comments(0)

Coo Planning 施工事例と進行中の仕事の紹介をしています。


by akiyoshi-n