人気ブログランキング | 話題のタグを見る

甲南の家。神戸市東灘区甲南山手にて/平面及び断面計画

 







             ・・・ranking・・・ 




甲南の家。神戸市東灘区甲南山手にて。
平面及び断面について考える。
前面道路に対して横並びで住宅が建てられていて、その真ん中の一区画に住宅を建てる計画。
隣の一区画は、古くからの区画割りで建てられているので、敷地面積が他と比べて圧倒的に広い。
それに対し、反対側の隣は、計画敷地と同じ広さの区画割りをされている。
敷地周辺を歩いてみると、計画地の隣の住宅がひと際高く建てられていることに、あらためて気付かされる。
断面を考えながら、隣の住宅の断面も想像してみた。
なぜ、この地域で、このボリュームの住宅が成り立つのだろうか。
高度斜線制限が掛かっているので、天空率による緩和は使えない。
まず道路に対しては、道路斜線ギリギリまで建てる。
前面道路に対して、計画地盤面が高いため、道路斜線の緩和を使うことで若干有利に作用する。
また、北側の高度斜線については、隣地いっぱいまで建物を寄せながら、高度斜線を交わした傾斜で壁及び屋根を立ち上げている。
最高の高さは、規定により10メートルまで可能なので、それぞれの斜線規制のラインをたどりながら、10メートルまで立ち上げている、そんな計画なのかなと思う。

この地域は、建ぺい率50%、容積率100%と、かなり厳しい規制となっている。
外観からみれば、地階ガレージがあり、その上にはバルコニーがあることから3階建てがのっているように見える。
ほぼ敷地いっぱいに建てられているように見えるため、そのまま階を積み上げると、
床面積をオーバーすることになる。
おそらく、吹抜けを使いながら、空間ボリュームを大きくとり、床面積を抑えていることになる。
最上階の床からの眺めは、遠い先まで見えているのだろうと思う。

ロフトを有効に使えれば、と思う。





Coo Planning 注文住宅
by akiyoshi-n | 2011-09-28 10:55 | いつか一緒に家を建てよう

大阪市西区京町堀の設計事務所 Coo Planningの施工事例と進行中の仕事の紹介をしています。


by akiyoshi-n